年頭ごあいさつ|お知らせ|オンダ国際特許事務所

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年頭ごあいさつ

(パテントメディア2019年1月発行第114号掲載)
所長 弁理士 恩田誠

あけましておめでとうございます。

2018年は、おかげさまをもちまして、弊所創立50周年を迎えることができました。
昨年は、集中豪雨、大型台風、北海道地震と、日本中が自然災害に悩まされた1年でした。弊所国内オフィスでも、台風で帰宅指示や自宅待機をせざるを得ない事態が生じました。また、岐阜オフィスの看板が、台風で吹き飛ばされてしまいました。

2018年の概況報告及び2019年の取り組み予定
  1. 2018年末で、全従業員数が298名となりました。おかげさまで大変忙しい状況が続いており、更なる増員を予定しております。今年は新卒採用5名が決まっており、300名超えも目前となってきました。
  2. 厚生労働大臣より労働者派遣事業許可を受け(株式会社オンダテクノ)、特許技術者をお客様企業の知的財産部門へ派遣する派遣事業を開始しました。今後はより多くのスタッフを派遣できる体制を構築してまいります。
  3. 経済産業省を中心に「デザイン経営」が推奨される昨今、企業のデザイン戦略のサポートをより充実させるべく、意匠部と商標部を合併し、「意匠商標本部」を設立しました。特許のみならず、意匠・商標を併せて取得することでより強固なブランド戦略をご提案する「ハイブリッド知財戦略®」、所有商標の見直しを国内・海外で総合的に行う「商標ポートフォリオ整理®」などのサービスをより強化してまいります。
  4. 特許調査のご依頼の増加に伴い、調査スタッフを2名増員(弁理士1名を含む)しました。また、昨年は50周年記念の企画として「国内・外国特許調査セミナー」を開催しました。調査担当部門では、外国特許調査の勉強会を開くなどして、更なるスキルアップを目指しております。
    なお、2018年開催の特許検索競技大会で、知財戦略支援部 部長 畔上英樹がゴールド認定(2年連続)、中山雄一郎がシルバー認定を受賞しました。当所全体としては、2010年以来8回目の入賞です。
  5. 海外の特許事務所との関係強化を継続しています。昨年は「ドイツとヨーロッパにおける知的財産権の取得と活用セミナー」を開催しました。
    また、INTA, AIPPI, APAAなどの国際会議に出席して、多数の特許事務所との個別ミーティングを行うとともに、現地事務所を訪問しました。特に昨年は、イスラエルとインドを訪問する機会があり、現地視察は大変刺激的な経験となりました。
    なお、イギリスのAPAC-InsiderのThe 2018 Legal Awards において、弊所がBest International Patent Law Firm – East Asia及びPatent Attorney of the Year – Japanを受賞しました。これで3年連続の受賞となりました。
  6. 所内でのシステム開発をより活発に行っています。現在システム開発部には11名のSEが在籍しています。RPA(Robotic Process Automation)技術の導入範囲を拡大し、コンピュータによる事務作業の自動化の件数を更に増やしています。
    また、ある企業の協力の下「知財管理システム」を独自開発しております。企業知財管理に必要な情報を、弊所が長年蓄積してきたノウハウで管理する高機能なシステムが近々完成します。外部販売を予定しております。
  7. QCサークル活動による業務の効率化を更に推進しています。複雑多様化する事務管理業務の効率化のための改善活動や、一人でしかできない業務を複数人で対応可能にするための業務の2ファンクション化の実施などに取り組んでいます。
  8. 企業における従業員の仕事と家庭の両立支援や女性の活躍推進等について、特に優れた取り組みを行う企業であるとして、「岐阜県ワーク・ライフ・バランス推進エクセレント企業」に認定されました(株式会社オンダテクノ)。
  9. 50周年を機に、岐阜オフィスの増改築工事を始めています。夏頃の完成を目指し、総フロア面積が従来の2倍になる予定です。
最後に

毎年報告させていただいている、趣味のマラソンですが、昨年も多くの大会に出場しました(10km走2回、ハーフマラソン5回、フルマラソン3回)。いびがわマラソンにて、ついに念願のサブ・フォー(4時間未満で走ること)を達成することができました(3時間54分32秒)。
元々体調管理の目的で始めたランニングですが、気が付けば今年で10年。今となっては、ランニングのない生活は考えられません。月間の距離目標を200kmと定め、平日は朝5時起きで約1時間、週末はオンダマラソンチームでの合同練習で長めの距離を走っています。今年も4月までに6回のハーフマラソン大会に出場予定です。

2019年がみなさまにとってすばらしい一年でありますよう、お祈り申し上げます。