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特許調査トレーニング 練習問題2(解説)

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9.練習問題(2)における発明の認定

皆様、2つ目の練習問題についても検索式をご検討いただいたでしょうか。
今回も発明の認定作業から始めていきましょう。

練習問題(2)の概要は以下のとおりでした。


ディスプレイデバイスと、3色の光源とを有し、ディスプレイデバイスを光源で照射してカラー画像を表示するディスプレイ装置において、1画面の表示期間にディスプレイデバイスへ3色のカラー画像を時分割方式で書き込む手段と、光源によるディスプレイデバイスの照射範囲を制御する手段とを設ける。


この発明をどのように認定しましたか?
構成を見ると、「ディスプレイデバイス」「光源」「時分割方式書き込み手段」「照射範囲制御手段」を備えた「ディスプレイ装置」となっており、これだけでは漠然としてポイントが絞れません。

発明の認定を行なうためには、まずは、発明を構成要素毎に分解することから始めます。さらに、分解された構成要素のどこがポイントであるかを見極めるために、従来技術とその課題を把握する必要があります。

10.練習問題(2)について検討した検索式

ポイントが整理できたところで、弊社スタッフが立案した検索式とその評価について紹介します。

今回も、検索結果を評価する指標として「再現率」「適合率」という言葉を使用していますが、言葉の定義については前回の解説を参照してください。また、「FT=」「FI=」といった検索式のコマンド表記についても、前回と同様に記載しています。

それでは、今回の練習問題(2)にチャレンジした弊社スタッフのうち、拒絶理由に挙げられた6件全ての文献をヒットさせることに成功した、Cさんの検索式を紹介します。

ここで、前号の記載と重複しますが、もう一度、練習問題(2)にて審査官が拒絶理由として挙げた6件の文献番号を記載します。
審査官が拒絶理由として挙げた文献は、@特開昭63-085525、A特開昭60-163023、B特開平07-333574、C特開平07-318939、D特開平07-121138、E特開平05-080716の6件です。この中でも、@特開昭63-085525、D特開平07-121138、E特開平05-080716の3件は、請求項1以外の従属請求項に関する事項も多く記載されており、引用文献として利用度が高い先行技術文献です。この利用度が高い3件の引用文献のことを、ここでは重要引例と呼びます。

図7では、立案した検索式の一部抜粋と、その検索式のヒット件数、および、重要引例のヒットの有無についてまとめました。

図7

今回Cさんは、先行技術調査に有効であると推奨されている「Fターム」の活用にこだわり検索式を検討したそうです。全ての検索式においてFタームを利用しています。

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