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  3. 【第4シリーズ】特許調査トレーニング 〜拒絶査定から学ぶ先行技術調査の手法〜
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特許調査トレーニング 練習問題1

こちらの記事は一部抜粋です。全文はメールマガジンのご登録者様のみご覧いただくことができます。

1.はじめに

出願戦略は、量から質を重視する傾向に推移しています。「質」とはなんでしょうか。その一つに、登録査定率の向上が挙げられます。登録査定率を向上させるためには、出願検討段階において先行技術を把握しておくことが重要です。

しかしながら、先行技術調査には困難が伴います。なぜなら、世の中には膨大な量の先行文献が存在しているからです。時間をかければ、先行技術はより的確に把握することができるでしょう。しかし、ここで時間をかけてしまっては、先願の地位を確立する機会を逸してしまいます。逆に、時間を惜しむばかりに調査範囲を絞りすぎては、的を外した調査となってしまい先行技術を把握したことにはなりません。

調査にかける時間は最小限に抑えつつ、同一または類似の発明が記載された先行文献を探す。トレードオフ的なこれらの条件を双方満たすには、日々のトレーニングが必要不可欠です。

そこで、今回のシリーズは「特許調査トレーニング」と題し、皆様の先行技術調査にお役立ていただけるよう、検索式策定の練習問題をお送りすることにいたしました。問題と解説を交互に配信いたします。

問題は、特許法第29条第1項または第2項を理由として、拒絶査定が確定した特許出願を題材とします。従って、既に審査官が発見した拒絶理由、つまり私たちが辿り着きたい「答え」は用意されています。

特許出願の請求項に記載されている発明について、これから出願を行なうことを想定して、できるだけ早くその「答え」に辿り着くための検索式を設計してみてください。

2.調査の流れ

シリーズ 知財を活かすトラの巻き その2『特許調査のイロハ』にて特許調査の進め方をご説明いたしましたが、ここで簡単に復習しておきましょう。

特許調査の大きな流れは、次のようになります。

 発明の認定 → 概念の整理 → 予備検索 → 情報の整理 → 検索式の策定 → スクリーニング → 目的とする特許を抽出

調査の目的によって、発明の認定の仕方や母集団の広さが大きく異なります。今回は、出願前に行う先行技術調査を目的としておりますので、短時間で調査を行うことを意識しなければなりません。そのためには、調査する母集団を小さくする必要があります。

では、母集団を小さくするにはどうすればいいのでしょうか。検索条件を限定的なものにすればいいのです。

しかし、検索式を限定的にすると、「漏れ」のリスクが高くなります。従いまして闇雲に限定してしまっては調査の精度が下がってしまいます。

狙いを外さないように上手にスポットを絞ってください。

そのためには、スタート段階における「発明の認定」が鍵となります。
では、問題に入りましょう。

3.練習問題(1)

次の内容について、先行技術を調査するための検索式を検討してください。制限時間は60分といたします。


光透過率を制御可能な画素を2次元的に配列して成り、表示すべき画像を2次元的な透過率分布として表示可能な空間変調素子と、
赤色光を発光するR−LED、緑色光を発光するG−LEDおよび青色光を発光するB−LEDを同一基板上に配してなり、上記空間変調素子の背後の、上記空間変調素子近傍に配備される光源基板と、
上記空間変調素子に、表示すべき画像の画像情報を入力させる画像情報入力手段と、
上記R,G,B−LEDの点滅を、色単位で行う光源駆動手段と、
表示すべき画像に応じて上記画像情報入力手段を制御するとともに、上記空間変調素子に表示される画像に応じ、光源基板における各色LED群の点滅を色単位で制御する制御手段を有することを特徴とする画像表示装置。


 

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