| プロパテントのプロは、「支持する」、「賛成する」という意味の接頭語で、全体としては「特許重視政策」という意味になります。1980年代に「ほとんどの分野で日本に遅れをとり、沈滞していたアメリカの産業競争力を強化するにはどうしたらよいか」を、レーガン大統領が当時のヒューレットパッカードの社長ジョン・ヤング氏を委員長とする委員会に諮問しました。そのとき出された報告書ヤングレポートで「プロパテント政策」が答申されていたのです。
それからアメリカは特許権を重視し、強力に発明を守ることによって、産業界が少々のリスクを背負っても、オリジナリティーの高い技術を開発しようというインセンティブが生まれました。そして、ユニークなアイディアがどんどん出るようになり、現在では日本がアメリカに大きく遅れを取ってしまったのです。
それまではアメリカの特許訴訟において半分以上の特許が無効になっていましたが、明白な理由がないかぎり無効しない、故意に侵害した場合には3倍賠償責任を侵害者に負わせるようにしたのです。
資源のない技術立国の日本は、遅まきながらプロパテント政策に着手し、毎年のように特許権強化の法改正が行われています。しかし、3倍賠償制度は実現していません。5倍賠償にしてでも、発明することのインセンティブを上げるべきであると思います。
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