年頭ごあいさつ|パテントメディア|オンダ国際特許事務所

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年頭ごあいさつ

2016年1月
所長 弁理士 恩田 誠

あけましておめでとうございます。

2015年は、中国経済の減速、排ガス試験の不正問題、杭打ち工事データ改ざん問題、欧州の難民流入、南シナ海の緊張、安全保障関連法の成立、TPPの大筋合意、マイナンバー法の施行による混乱など、めまぐるしい一年でした。
知的財産関連では、特許異議申立制度の復活、ハーグ協定に基づく意匠の国際出願の受付開始、音、色、位置、動きなどの新たなタイプの商標の導入など多くのニュースがありました。また、6月に出されたプロダクト・バイ・プロセス・クレームに関する最高裁判決以後、特許庁において拒絶理由が増加するといったことがありました。

■2015年の概況の報告
  1. 全従業員数が280名、弁理士は31名となりました。所内から3名が弁理士試験に最終合格しました。
  2. 国内特許本部主催で7~8人のグループでクレームを作成する「クレーム検討会」を、また、全実務担当者を対象とした「判例研究会」をそれぞれ毎月開催し、事務所全体で実務能力・専門知識の向上を目指しました。
  3. 知財戦略支援部 弁理士 畔上英樹が、検索技術者検定で1級を取得するとともに、特許検索競技大会でブロンズ賞を受賞しました。また、知財戦略支援部岐阜グループの中村和外と、同部東京グループの中村一博もブロンズ賞を受賞しました。2010年以来5回目の受賞となりました。
  4. QCサークル活動にて、J-PlatPatから出願の経過情報のデータを抽出するシステムを構築。これにより、中途受任業務を効率化し、急な大量中途受任案件の受け入れも迅速に行える体制を整えました。
  5. 事務所内外において、QCサークル活動に積極的に取り組みました。意匠部サークルが、第5725回QCサークル東海支部チャンピオン大会で金賞を受賞、第5731回小集団改善活動若鮎大会にて岐阜県知事賞を受賞するなど、外部発表会で多くの受賞をしました。
  6. インドネシア及びタイの特許庁、裁判所、特許事務所等を訪問し、現地調査を行いました。また、JETROバンコク事務所赴任中の弁理士 金森晃宏からの情報提供を受けるなど、ASEAN諸国の知財情報の収集、発信に努めました。
■2016年の取り組み予定
  1. 付加価値のある特許明細書作成への取り組み(国内特許本部)
  2. 同じお客様を担当するグループ毎に、主担当者が作成した特許請求の範囲を複数のメンバーで精査し議論します。お客様の権利行使を十分に意識し、しかも互いの経験に裏打ちされた、より付加価値の高い特許請求の範囲作成にチャレンジしていきます。

  3. 良質な外国特許中間処理サービスの提供(外国特許本部)
  4. 今後、出願の増加が見込まれるBRICs、ASEAN等の新興国の中間処理の対応を行うにあたり、中間処理にかかる費用をできるだけ抑制すべく、特に記載要件に係る拒絶理由を低減するための取り組みを行います。具体的には、各国の特許法を十分に理解する、実際の中間処理の事例を実務担当者間で共有する、またより分かり易い英文明細書を作成する等の活動を行います。

  5. ハーグ協定に基づく意匠の国際出願支援(意匠部)
  6. 日本の加盟から間もないこともあり、現時点では日本企業による活用は限定的ですが、今後、さらなる出願件数の増加が見込まれます。国際意匠出願は、出願・権利維持コストを低減できる、欧州において図数の制限がない等の利点があります。今後、加盟国が増加することにより、利用価値が大きくなることが予想されるため、さらなる情報収集を進め、適切な活用方法をご提案してまいります。

  7. 「商標ポートフォリオ整理®」サービスのさらなる充実(商標部)
    ・商標維持コストの最適化に効果のある「商標ポートフォリオ整理®」のサービス拡充に一層注力します。
    ・税関における輸出入差止めの申請を承ります。侵害品の流入を食い止め、ブランド価値の毀損・汚染防止をお手伝いします。
  8. 外国特許調査に注力(知財戦略支援部)
  9. 高付加価値データベースThomson Innovation(約50ヶ国の特許情報を収録)を利用した外国特許調査に注力いたします。Thomson Innovationは、操作方法が難しいとお感じになるお客様のために、オンダが調査の代行をいたします。

  10. セミナー・勉強会開催
  11. 今年も多くのセミナー・勉強会を開催する予定です。また、当所オリジナルの20の基本教育プログラムをベースにした訪問型の知財教育研修・個別セミナーも随時承っております。ぜひご利用ください。

■最後に

私事で恐縮ですが、趣味のマラソンで、昨年はハーフマラソン大会に6回出場。そして、2年ぶりにフルマラソンにチャレンジしました。毎週日曜日のオンダマラソンチームの早朝練習や、国内外の出張先でもランニング、所員と一緒に参加するリレーマラソン大会などで楽しんでおります。今年2月には、ついに東京マラソンに参加します。

2016年がみなさまにとってすばらしい一年でありますよう、お祈り申し上げます。