年頭ごあいさつ|お知らせ|オンダ国際特許事務所

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年頭ごあいさつ

(パテントメディア2013年1月発行第96号掲載)
所長 弁理士 恩田誠

新年あけましておめでとうございます。昨年1年間のご愛顧に心より感謝申し上げます。
2012年は、国内政治不安、尖閣列島・竹島問題、長引く円高不況と、あまり明るいニュースがありませんでした。衆議院議員選挙後の日本の新たな政治に期待したいと思います。
また、中国の人件費高騰や政情不安から、他のアジア諸国への注目度が上がった一年であったと感じております。私自身、昨年後半の韓国、台湾、シンガポール、タイへの訪問を通じて、アジアのパワーを肌で感じ取りました。今後、中国以外の地域での知財保護のニーズが高まっていくものと予測されます。
当所としましても、まずは、アジア諸国の知財情報の発信を行い、将来的には、主要各国に拠点を持ち、現地でサポートができる体制を作りたいという、新たな目標ができました。
当所の受任状況ですが、出願件数を絞る企業、大幅に増やす企業と様々ありましたが、概ねリーマンショック以前の状況に戻って参りました。ただし、全般的には、以前より外国出願の比率が高くなってきています。

2012年の主な活動
  1. セミナーや勉強会を多く開催しました。特許明細書の作成方法、BRIC’s特許に向けたPCT出願の活用、商標管理など、新たなテーマのセミナーを計15回開催しました。また、少人数を対象に行う意匠・商標の小規模勉強会を計5回開催し、ご好評をいただきました。また、企業にお伺いして行う出張知財セミナーも多数開催致しました。
  2. 中国関連事業に注力しました。上海オフィスの移転を機に組織体制の強化しました。中国弁理士5名、弁護士2名、日本人秘書1名を含む、総勢11名体制となりました。また、岐阜オフィスの中国人スタッフも4名になりました。
  3. 6月に東京オフィスを移転しました。東京に拠点を構えて14年が経過しましたが、西新宿の新宿三井ビル45階からは、東京スカイツリーと東京タワーを見渡すことができ、快適なオフィス環境となりました。気持ちも新たに関東方面のお客様にお役に立てるよう、サービスレベルの向上に努めて参ります。
2013年の取り組み予定
  1. アジア知財保護サポートを強化します。1月より上海オフィス(恩田科技諮詢上海有限公司)を、セブンシーズIPコンサルティング(中国名称:上海森溪科技諮詢有限公司)と改称し、新体制にて業務を開始致します。また、上半期中に海外の特許事務所との提携も含めた、セブンシーズIPグループの立ち上げを計画しております。海外戦略について、お客様のご要望をぜひお聞かせください。
  2. グローバル化対応として、実務・事務における国際化のレベル向上のための活動を行います。各国制度の研究、グローバル特許明細書の研究、PCT自己指定案件の管理フローの確立など、所内勉強会やQCサークル活動を通じて実現します。
  3. 今年も多くのセミナー・小規模勉強会を開催します。

2013年がみなさまにとってすばらしい一年でありますようにお祈り申し上げます。