パテントメディア|弁理士法人オンダ国際特許事務所|岐阜市

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マルチマルチ従属の制限による 外国出願への影響とその対策

令和4年4月1日から、日本では特許出願及び実用新案登録出願において、マルチマルチクレームが認められなくなりました。これは「国際調和並びに審査処理負担及び第三者の監視負担の軽減の観点」からの改正とされています。
この「国際調和」に関連して、いわゆる五大特許庁の状況をみると、米国・中国・韓国はマルチマルチクレームの制限有り、欧州はマルチマルチクレームの制限無し、となっています。その他、インド、英国、フランス、ドイツ等もマルチマルチクレームを認めています。また、PCT出願では、引き続き実質的にマルチマルチクレームが許容されます。

AI発明の請求項の書き方って 難しくないですか?

AI(人口知能)関連の特許出願が増えているといった話を聞くようになって久しいです。私が担当する案件についてもAIに関連する案件は増加傾向にあります。今回は、AI発明の請求項の書き方って難しくないですか?というお話です。なお、本稿でのAI発明とは、AIのアルゴリズムそのものに関する発明ではなく、AIを種々の用途に適用した発明のことです。

限定公開【判例研究】 令和2年(ネ)第10016号 特許権侵害差止等請求控訴事件(原審 東京地方裁判所 平成31年(ワ)第4944号) ~結ばない靴ひも特許権侵害差止等請求控訴事件~

 今回は、共有特許権者の1人が共同出願契約に違反したことにより、その共同出願契約の定めに基づいて、違反した共有特許権者の特許権の持ち分が喪失したと認定された事件を紹介します。

機能的特徴の解釈および 技術特徴の画定-中国専利権侵害訴訟判例の紹介(2019) 最高法民再348号

 一審原告:深圳来電科技有限公司(以下、来電公司)
 一審被告、二審上訴人:深圳街電科技有限公司(以下、街電公司)、安克創新科技術股份有限公司(原湖南海翼電子商務股份有限公司、以下、海翼公司)
 再審請求人:深圳街電科技有限公司

限定公開AI関連発明の記載要件について

近年、AI関連発明の特許出願が急増しています。国内での出願件数が、2015年は1304件であったのに対して、2018年では4728件と3倍以上になったことが報告されています。1)
AI関連発明において気を付けなくてはならないことの一つに、明細書の記載内容が挙げられます。特許庁は、平成31年にAI関連技術に関する審査事例を公表しました。この中で、明細書の記載内容に関する要件である記載要件について説明しています。また、特許庁が令和3年4月に公表した「漫画審査基準 AI・IoT編」の中でも記載要件について説明しています。
本稿では、特許庁が公表した審査事例を元に、記載要件のうち、実施可能要件の判断について説明します。また、実際の審査事例を紹介して、明細書作成時の留意点について説明します。

限定公開進歩性判断についての最高裁判決(ヒト結膜肥満細胞安定化剤事件)

1.はじめに
発明の進歩性の判断において、化学・バイオの分野では特に、発明の「予測できない顕著な効果」の有無が重要な検討事項となる場合がある。先般、最高裁判所が、「予測できない顕著な効果」の判断手法を初めて示したので、その内容を紹介する。本件の主な論点は、発明の有利な効果の比較対象(論点1)、および進歩性判断における有利な効果の位置づけ(独立要件説か二次的考慮説か?:論点2)であった。

【判例研究】 AI関連発明についての 知財高裁判決(令和元年(ネ)第10052号 損害賠償等請求控訴事件 (原審 東京地方裁判所平成29年(ワ)第15518号))

AI関連特許に関する判例についてご紹介します。
今回は、AI関連発明における侵害立証について検討します。多数の争点がありますが、前提事項をあまり詳しく述べなくても議論し易いところをピックアップしました。

米国知財 動画配信セミナー2020 (2020年11月開催)より 「特許適格性に関する米国最高裁判決と 病気の診断方法特許の現状」

2020年11月に開催した、弊所主催の米国知財動画配信セミナー2020では、最近の判例を用いて、米国の知財動向を全3回にわたり講義しました。本稿ではその中から、「特許適格性に関する米国最高裁判決と病気の診断方法特許の現状」と題した第1回目の講義内容をご紹介いたします。

【判例研究】 令和元年(行ケ)第10085号 審決取消請求事件

ゲーム関連の分割出願について、複数のパラメータの使用の仕方や「単なる取り決め」に見えるような構成であっても、容易想到ではない(進歩性あり)と判断された事件です。

フィンテック特許って何?

少し前から、新聞等に「フィンテック」という言葉がよく出てきます。このフィンテックは、金融(フィナンシャル)と技術(テクノロジー)とを組み合わせた造語です。「金融技術」というと何か難しいもののように聞こえますが、身近にもたくさんあります。特許の世界でも、このフィンテックが注目されています。