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号外「オリンピックと特許」

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17日間に渡って熱戦が繰り広げられた平昌オリンピックが閉幕しました。今大会で初めてメダルを獲得にした競技がいくつかありましが、最後にメダルが確定したカーリング女子は何かと話題になりましたね(そだね〜)。JETRO(日本貿易振興機構)によりますと、韓国では自国開催のオリンピックに向けてカーリングに関する特許技術が急増していたそうで、銀メダルに輝いた強さの背景がうかがい知れます(https://www.jetro.go.jp/world/asia/kr/ip/ipnews/2018/180124.html)。
カーリングに関する特許出願の技術分野が多様化しているというのも興味深いお話です。
多くの場合、技術は蓄積的に進歩するもので、多様化に至る技術の推移はまるでオリンピックの五輪のようにリンクしているといえます。

五輪マーク

※ 国際オリンピック委員会のウェブサイト(https://www.olympic.org/)より引用

 

今回は、この輪を「スキー板」の特許に見立てて引用文献を辿ってみることにしましょう。
スタートの赤色の輪は、対象特許です。今回は特開2012−019924を選定しました。そして、その輪と重なり合う緑色の輪が、対象特許の第一世代の引用文献、その隣の黒色の輪が第二世代の引用文献・・・といった具合で見ていきます。すると、下図のようなサイテーションマップができあがりました。

マップ

 

対象特許の特開2012−019924には、A63C5/12という「スキーまたはスノーボードの製造方法」に関する国際特許分類が付与されています。

つぎに第一世代の引用文献の集合について、特許分類を確認してみますと、上記分類の他に、B23B17/04「ガラス繊維とプラスチック物質との積層体」という分類が見られます。
続いて第二世代の引用文献について見ますと、 B32B 19/02 「天然鉱物とプラスチック物質との積層体」が見られ、です。

さらに第三世代、第四世代と見てみますと、B29C(プラスチックの成型)や、C08J(高分子化合物)に関する分類などが見られるようになります。

このように、引用文献を辿ることで、要素技術に関する特許が見えてくることがあります。この技術の流れを参考にして積層体やプラスチックの成型、高分子化合物の特許文献を調査すれば、スキー板の改良に繋がるヒントが見つけられるかもしれません。
また、逆に被引用文献から遡って考えることで、特許技術の応用分野を探索するうえでの参考情報を得られるかもしれません。

このような技術の流れは、未来にバトンを託すリレーにも似ていますね。

次号は、特開2014−059613の請求項1に対する検索事例のご紹介をお送りいたします。

 

 

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