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特許調査トレーニング 練習問題7

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先月の問題は、レンガタイルなどの意匠板片を外壁材として取り付ける構造に関するものでした。
レンガタイルの施工というと、左官屋さんが練って敷き詰めたモルタルの上にタイルを貼り付け、さらに、タイル間の隙間に目地を充填する方法が思い出されます。しかし、施工コストとスピードが要求される現在の住宅建築の世界では、タイルをベースプレートに引っ掛けて、接着剤で止めるだけといった施工方法も行なわれているようです。
モルタルと目地を充填する工法は「湿式工法」と呼ばれ、ただ引っ掛けるだけの方法は「乾式工法」と呼ばれています。
皆様は「タイルの湿式工法」と言われたら、どんな方法か頭に浮かびますか?「タイルの乾式工法」と言われて、どんな施工方法なのか思い浮かびますか?
今回は、調査すべき概念のキーワード表現の難しさに直面した検索事例です。キーワード指定検索の難しさを確認していきましょう。
今回も調査対象となる発明の把握から始めていきます。

【発明の分野】

外壁材用ベースボード

【課題】

窯業系材料からなるレンガタイル等の意匠板片の取り付けが安定する外壁材用ベースボードを提供する。

【解決手段】

ベースボード1にレンガタイル11を取り付けるには、レンガタイル11の蟻溝14若しくは掛止用溝15を、接着剤を盛った掛止突条3に嵌合して接着固定する。レンガタイル11の裏面13にバリ状に残る繋ぎ部aは、ベースボード1に設けた逃げ凹面4に対応して、直接ベースボード1に当たることがない。従って、レンガタイル11の裏面13にバリ状に残る繋ぎ部aを取り除かなくても、安定した状態でレンガタイル11を取り付けることができる。また、逃げ凹面4,4aを接着剤層を形成する目安として利用でき、不必要な箇所に接着剤層を形成することがないとともに、レンガタイル11により逃げ凹面4が隠蔽され、接着したレンガタイル11から接着剤がはみ出たりすることがない。

【図面】

図面

題材とした特許出願の公開番号は、特開2000-297518です。
発明のポイントは、ベースボードの引っ掛け部にはレンガタイルの裏面に出っ張っている「バリ」と接着剤を収納する凹部を形成したという点です。
検索に用いる概念は何にしましょうか?もう少し詳細に発明を認定していきましょう。

 

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